イタリアワイン🇮🇹⑩

Pocket

みなさんこんにちは。

イタリアの葡萄品種恐るべし😖

備忘録がなんか辞書みたいになりそうです(笑)

71.ジビッポ

ジビッボは「干したブドウ」という意味の、アフリカ原産のシチリアで造られる品種です。別名はモスカート・ダレッサンドリア。甘い香りのするマスカット系品種で、香りが高く、高い糖度があります。

パッシート・ディ・パンテッレリアに代表される、極甘口のワインの原料になります。

72.ファアーノ・ミヌートロ

プーリア州の土着品種で、豊かで複雑な香りがします。

口に含むと、印象的なほどしっかりしたボリュームが感じられ、しっかりとした骨格、生き生きとした酸、アロマティックなフレイバーの3つの要素がバランスよく構成されているフレッシュなワインです。

当店でご提供した際には、女性の方には人気がありましね〜🍾

73.ペコリーノ

ペコリーノは、イタリアのマルケ、アブルッツォ、トスカーナ、ウンブリア、ラツィオ地域で育つイタリアの白ワイン用ブドウ品種です。

小切のいい酸味があり、熟れたフルーツのニュアンスが感じられつつ、まろやかな味わいをもちます。
余韻に苦味があるワインが多く、フルーティーながら締まった印象があります。

先日、DOCGに昇格したオッフィーダ・ペコリーノをグラスワインで出してましたが、かなり評判良くあっという間に完売しちゃいましたね✨

74.マルヴァジーア

マルヴァジーアの原産はギリシャのクレタ島で、モヌムヴァジアと呼ばれていました。
マルヴァジーアはたくさんの亜種があり、その総称をマルヴァジーアと呼び、現在は、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、アメリカ、オーストラリア、ブラジルなど、世界のワイン産地で栽培されています。

マルヴァジーアのおもな産地はイタリアで、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、ロンバルディア州、プッリャ州、シチリア島、リーパリ島、エミリア=ロマーニャ州、サルデーニャ島などで、幅広く栽培されています。
マルヴァジーアのほとんどが白ブドウですが、中には色の淡い黒ブドウもあります。

特徴をまとめることは難しいですが、マルヴァジーアの品種から造られるワインは、
ふくよかで円みがあり、肉厚な味わいと形容されることが多く、どっしりとしたボディと柔らかい口当たりが特徴です。


また共通するアロマの要素は、桃、アプリコットなどの果実香と、赤ワインでは、さらにチョコレートのような風味が加わり、熟成するとナッツのアロマが増していきます。

白も赤も提供した事はありますが、イタリアワインを取り扱っていると必ずと言ってもいいほど、マルヴァジーア○○という表記をみますね! 

当店では、マルヴァジーア・プンティナータというローマの白ワインをご用意してますよ👍

75.モスカート

モスカートとは、ギリシャ原産とされるブドウ品種。甘いフローラル系の香りが特徴で、白ワインに適したものから赤ワインになるものまで幅広くあるそうです。

世界中で栽培されており、栽培用ブドウとして最も古く、およそ全てのブドウ品種がモスカート種だと言う説もあるみたいですよ。

フランス語🇫🇷ではミュスカ、英語🇺🇸ではマスカット、スペイン語🇪🇸ではモスカテル、ポルトガル語🇵🇹ではムスカテルとなり、これらの名前がついたブドウ品種は多数あり、いずれの名前がついても同一系統の品種であると言える。

これもマルヴァジーアとおなじ、無数あるのでひとくくりにします‼︎

76.フミン

ヴァッレ・ダオスタ州の希少土着品種🍇

古くからヴァッレ・ダオスタの北部にて栽培されていましたが、栽培が難しく徐々に減少していきました。
近年までは色付けや補酸目的に混醸されていましたが最近になって単一品種での醸造が広まり、テロワールが綺麗に表現できる品種として再注目を浴びています。

山の葡萄品種らしくタンニンが強く厳格ですが、柔らかいタンニンなので、熟成によりビロードのような口当たりになります。

77.コルナリン

ヴァッレ・ダオスタの希少土着品種🍇

香りの複雑性に富んだ味わいのバランスの良さが信条。この地においても単一品種でワインを造り上げる事もまれなだけにその個性を知るのに最適な一本といえますね

78.プティ・アルヴィーヌ

こちらもヴァッレ・ダオスタの希少土着白ブドウ品種🍇

柑橘類角の果実香と、花のフローラルな香り。

ストラクチャーがしっかりとしていて、綺麗な酸味とミネラルが感じられます。

柑橘類や花、ミネラルの香りが余韻にかけても繰り返し感じられます。

79.ヴェイレルメン

ヴュイレルメンはヴァッレ・ダオスタの土着品種で、絶滅したと思われていたところをアンスティトゥ・アグリコル・レジョナルが20世紀後半に再発見。

近年DNA鑑定により、フメンと既に絶滅した土着品種との掛け合わせだと判明しました。

80.ブラケット

ローマ時代からすでに確認されている品種で、アレッサンドリア、アスティ(ピエモンテ州)で栽培されている。軽い発泡性のあるデザートワインとして生産されている。輝く透明感のあるルビーレッドで、バラとスミレの甘い香り。

81.ナシェッタ

ナシェッタ種は、ヴェルメンティーノを原種とするピエモンテ南部ランゲの丘陵地帯で栽培される白ぶどう品種。

19世紀まではアブレーゼ周辺を中心にランゲの各地で栽培されておりポピュラーであったものの、国際品種の導入により一度絶滅。

ランゲの土着品種として認められていなかったナシェッタ種は、トリノ大学農学部の協力を得てランゲの村々の25の生産者の畑に再びナシェッタが植えられ、2000年にはランゲの固有品種として公式に認められ、さらに2010年にはランゲ ナシェッタDOCが認定された。

暑い気候で育つナシェッタ種は、果実の甘さと旨みを凝縮した味わい深さが特徴。

以前、当店でも用意しましたが、非常に果実味がよく夏向けな感じでしたね😊

82.ファヴォリータ

ピエモンテ州の特産といえる葡萄品種で、房の形や色がサルデーニャ島やトスカーナ州で栽培されているヴェルメンティーノ種に似ていることから、同系と考えられています。

83.エルバルーチェ

華やかでエレガントな白い花や熟したフルーツのアロマを持ち、その中にブドウ品種の特徴を示すスパイス香がわずかに感じられます。

辛口、さっぱりとした口当たりながら余韻は長く、バランスのとれた味わいを持ち、酸味もしっかりした骨格のある優れたワインを生み出します。

オルゾラーニのエルバルーチェは入手しやすいワインかもしれないです❗️

84.マルツェミーノ


パドヴァの街周辺でつくられていたものが、ヴェネト、トレンティーノ、ロンバルディア、フリウリ、エミリア・ロマーニャに広がっていったとされている。

濃い色合いとプラムのような香りのワインが特徴的。モーツァルトが愛したワインとしても知られ、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」では主人公のドン・ジョヴァンニが『Versa il vino! Eccellente Marzemino!(ワインを注げ!最高のマルツェミーノを!)』と歌う。

85.グロッペッロ

ガルダ湖周辺地域が発祥とされており、古代ローマの文人ヴェルギリウスやプリニウスによって語られることも多かった。グロッペッロという名前はGroppo(絡まり)を由来としている。

これはグロッペッロの果粒が密についている状態をさしたもの。現在はヴェネト州(ヴィチェンツァ、ヴェローナ、トレヴィーゾなど)を中心に、トレンティーノやロンバルディア州(ブレーシャ、ベルガモなど)でも栽培されている。

86.コルヴィーナ

コルヴィーナは主にヴェネット州ヴィローナ県で栽培される黒ブドウ品種です。また『コルヴィーナ・ヴェロネーゼ』とも呼ばれることがあります。
ヴァルポリチェッラD.O.C. またアッパッシメントして生産されるアマローネとレチョートに欠かせない品種です。

コルヴィーナを用いたワインは、濃い赤色、程よい酸味、軽いタンニンが特徴的です。

87.ロンディネッラ

イタリアヴェネトで多く栽培され、程よい酸とタンニンがあり混醸用として用いられる。 ヴァルポリッチェラやアマローネなどに使用される。

ほとんどがブレンド用に使用される品種で、花の香りとほどよい酸を持ち果実のボリューム感をワインにもたらします。

88.モリナーラ

モリナーラはヴェネトを含む北イタリアの広範囲で栽培されており、ワイン全体の調和をとる役目を担う品種です。アルコール度を高くする力もあるので、モリナーラの割合でアルコール度数をある程度はかることもできます。

こちらも、アマローネには欠かせない品種です!

89.マンツォーニ・ビアンコ

コネリアーノ醸造学校のルイジ・マンツォーニ教授が1930年から35年にかけて開発した交配品種だ。親はリースリングとピノ・ビアンコ。

トレンティーノDOCはマンツォーニ・ビアンコを許可しておらず、ブレンド用の補助品種としてのみ認めている。

90.ヴェルドゥッツォ

イタリア北東部のフリウリヴェネツィアジュリア地域で主に栽培されている白イタリアのワイン用ブドウです。

91.ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジャミニャーノ

リグーリア州チンクエ・テッレを構成する5つの町のなかのひとつであるヴェルナッツァから来ていると言われている。

この品種の起源はとても古く、サン・ジミニャーノ市が所有する1276年の資料に記録が残されている。同名のワインは当時商取引やメディチ家といった資産家への寄贈品として利用されていた。現在は主にシエナ県で栽培されている。

香りは非常で繊細で優美、可憐な花々とフルーツの甘さがギュッと詰まっています。 ワインが成熟してくると、こうした香りにミネラルの匂いが漂うようになるのです。 味わいはドライで全体のハーモニーが絶妙です。 後味は、炒ったアーモンドのような香ばしさが残ります。

92.ファランギーナ

由来ははっきりしていないが、1825年の収穫記録が残されている。現在はカンパニア州に広く普及している品種で、ローマ帝国時代から栽培されていたとされるプロチダ島やフレグレイ平原、サンニオ地方などが理想的な土地といわれており、古代ローマの美酒『ファレルノ』の原料になっていたとも伝えられている。

まさしく火山性のミネラルの感じが強い独特の味わいながら、すっきりとした口当たりで夏に飲むには最高ですね!

93.ビアンコレッラ

イスキアの土着品種「ビアンコレッラ」で造る個性的なミネラルと繊細な果実味が感じられる白ワインです。

ビアンコレッラは、昔からイスキア島で栽培されてきた品種で紀元前にギリシャからワイン造りが伝わって以来、2000年以上にわたってワインが造られてきました。島の南西部にあるギリシャ植民地時代の農園跡から見つかったブドウの種を調べた結果、現在のビアンコレッラのDNAと似ていることがわかったんです。

ビアンコレッラはワインに上品さを与えるため、使う比率が高いほどワインは上品な味わいになります。

94.ウーヴァ・リッラ

こちらもイスキアで造られるブレンド品種🍇

95.フォレステーラ

カンパーニア州イスキア島で造られます。

96.サン・レオナルド

ナポリの沖に浮かぶイスキア島のワインに使われる葡萄品種。

97.コーダ・ディ・ヴォルペ

カンパーニャ州の古くからある白ブドウ品種である。名前はラテン語の“Cauda Vulpium”で、その形がきつねのしっぽを思わせることに由来する。数年前まではあまり重要視されていなかった品種で、他の品種とアッサンブラージュ(ブレンド)するための品種として使われていた。しかし現在は収穫量を落とすことでその品質が非常に高められ、単独で醸造されることも多くなったそうです。

以前にグラスワインで用意いたしましたが、ミネラル感と柑橘類や洋梨の香りがする清々しいワインでしたね!

98.シャッシノーゾ

カンパーニア州の土着品種🍇

微発泡のフリッツァンテに使用されます。

99.インツォリア

シチリア原産の品種。

以前はマルサーラの原料となったり、他の地方のワインにアルコールとボディを与えるために使われていた。近年、シチリアの生産者たちはインツォリアが白ワインに素晴らしい特徴を与える品種であることに注目し、現在はインツォリア単独もしくは少量のシャルドネ、グリッロ、カタッラット、グレカニコ、ソーヴィニョン・ブランなどとブレンドして作られるワインが多い。

トスカーナ地方ではアンソニカとして知られている。

100.カッリカンテ

シチリア原産で、カターニャで栽培される白ぶどう。シチリアの白ぶどう品種カタラットやアンソニカ、ミネッラと混合されることが多い。ドライで豊かな香りが抽出される。