Bonjour‼︎
ソーセージやウインナー、フランクフルトなど多種多様な加工肉食品がありますが、今日はソーセージの種類について深掘りしてみます。
そもそもソーセージとは、ひき肉に調味料や香辛料を混ぜ合わせ、牛や豚などの腸に詰めて加熱した食肉加工品の総称です!
私たち日本人の食生活にすっかり溶け込んでいるソーセージですが、発祥の地はヨーロッパ。ソーセージという名前も、塩漬けを意味するラテン語の「salsus」が語源であると考えられていますね。
ソーセージが考案されたドイツでは、冬は寒さが厳しく、農作物がほとんど育ちません。そこで飼育していた豚を加工して保存食にしたことが、ソーセージの始まりです。今や世界各地にソーセージの仲間とされる食品が存在しており、ソーセージの種類は1,000以上あるそうです‼︎
では全てとはいかないですが、代表的なソーセージをまとめてみます。
1.フランクフルトソーセージ
お祭りの屋台でおなじみのフランクフルトソーセージは、ドイツの都市フランクフルトが発祥地です。JAS法では「豚の腸または太さが20mm以上36mm未満のケーシングを使用したもの」を、フランクフルトソーセージと規定しています🤔
フランクフルトソーセージは串に刺して焼くと、焦げ目の香ばしい風味を楽しめます。ポトフなどの煮込み料理に使うのもおすすめの食べ方です。
2.ボロニアソーセージ
ボロニアソーセージには、ウインナーやフランクフルトソーセージよりも太いイメージがあるかもしれません。そのイメージ通り、JAS法では「牛の腸または太さが36mm以上のケーシングを使用したもの」と規定されていますね🤔
ボロニアソーセージは、イタリアのボローニャ地方の名産品。原料に豚のひき肉だけではなく、ダイス状にした豚の脂身を加えるのが、ボロニアソーセージの特徴です。加熱せずに食べられるため、そのまま薄くスライスしてサラダにトッピングしたり、オードブルなどに使われたりします。
3.リオナソーセージ
日本ではあまり聞きなじみのないリオナソーセージは、フランスのリヨン地方を原産とするソーセージ。ひき肉にグリーンピースやチーズ、レッドピーマンなどを加えるのが、リオナソーセージの特徴です。JAS法でも、リオナソーセージは「野菜や穀物、ベーコン、ハム、チーズなどを加えたもの」と定義されています。
リオナソーセージは厚めにカットしてステーキのように焼いたり、彩りのよい断面を活かしてサラダや前菜に使ったりして食べられます。
4.レバーソーセージ
ひき肉にレバーを混ぜ込んで作るものをレバーソーセージといい、JAS法の規定では「原材料の50%未満にレバーを使用したもの」とされています🤔
ソーセージといっても食感はやわらかく、レバーペーストのようにバゲットやクラッカーに塗って食べることもあるそうです!
5.ドライソーセージ
イタリア発祥のサラミに代表されるドライソーセージは、乾燥させて保存性を高めた食品です。JAS法では「乾燥させて水分を35%以下にしたもの」と定義されています。
主に豚や牛のひき肉を使用し、なかには数ヶ月間の熟成を経て出荷されるものもあります。スライスしてそのまま食べるほか、ピザのトッピングでも人気のソーセージです。
6.セミドライソーセージ
セミドライソーセージはドライソーセージとよく似ていますが、JAS法では「水分を55%以下にしたもの」と規定されています。ドライソーセージよりも水分量が若干多いため、少ししっとりとしていてやわらかいことが特徴です。
有名なセミドライソーセージには、ロシアのカルパスがあります!セミドライソーセージは、スライスしてそのまま食べるのがおすすめです。
7.生ソーセージ
生ソーセージとは、加熱されていないひき肉をケーシングに詰めただけのソーセージです。一般的なソーセージは加熱処理されていますが、生ソーセージはそのままでは食べられないので、購入後に必ず加熱する必要があります。
JAS法では加熱処理したものをソーセージと定義しているため、生ソーセージはJAS法の規定外の食品となります。フライパンやグリルで焼くと、生ソーセージに香ばしい焦げ目が付いて、皮がパリッと食感よく仕上がります。ボイルする場合も、最後に表面を焼き上げることがおすすめです。
8.チョリソー
スペインのイベリア半島発祥とされる、豚肉を使ったソーセージをチョリソーといいます。パプリカを加えるため、赤色をしていることがチョリソーの特徴です。この色から「チョリソーは辛い」とイメージするかもしれませんが、本場スペインのチョリソーには唐辛子が入っておらず、辛味はないそうです🤔
チョリソーはそのまま焼いて食べる以外に、スパニッシュオムレツやパエリアの具材にも使われます。
9.ビアシンケン
ドイツ語で「ビールに合うハム」を意味する、太めのソーセージがビアシンケンです。ドイツ語で「ハム」という意味が含まれていますが、ダイス状の豚肉とひき肉を混ぜ合わせてケーシングに詰めているため、ソーセージに分類されます。
ビールのおつまみとしてそのまま食べるほか、フライパンで軽く焼いたり、パンに挟んで食べたりするのもおすすめです。
10.ブーダン・ノワール
ブーダン・ノワールは、豚の血と脂を使って作られるフランスのソーセージです。フランス語で「黒色」を意味する「ノワール」が名前に付いているように、黒い見た目と濃厚な味わいが特徴で、くさみはほとんどありません。
焼いたりボイルしたりして食べることが多く、フランスではソテーしたりんごやマッシュポテトを添えて食べられます。
11.ブーダン・ブラン
フランスには、ブーダン・ブランというソーセージもあります。先ほどのブーダン・ノワールとは対照的に、「ブラン」はフランス語で「白色」という意味です。豚や鶏の肉を主に使用して、小麦粉やパン粉、牛乳、牛や豚の脂などを加えて白く仕上げます。
フランスでは、ブーダン・ブランを特別な日に食べることが多く、特にクリスマスには欠かせない食材なんだそうです!
12.キルバサ
ポーランドでよく作られるキルバサは、豚や牛のひき肉にマジョラムやにんにく、胡椒を加えて作るソーセージです。長めのソーセージなので、真ん中で曲げられたU字の状態で販売・調理されることもあります。燻製して熱を加えるので、スモークの香りも楽しめますよ。
そのまま焼いてもよいのですが、スープや煮込み料理などの具材にしてもおいしく食べられます。
13.ハギス
スコットランドの伝統料理であるハギスは、ミンチにした羊の内臓を野菜と一緒に羊の胃袋に詰め、ゆでたり蒸したりして加熱するソーセージの一種です。
内臓のくさみを消すために、香辛料もたっぷり加えて作ります。濃厚な味わいなので、現地ではウイスキーをかけて食べることもありますよ。
パブメニューでは必ずありますねー
あなたの好きなソーセージはどんなタイプですか😋