Bonjour‼︎
昨今、携帯電話の技術革新でハンズフリーやTV電話など気軽にできるようになりました。
しかしながら、飲食店では携帯電話のご利用はご遠慮くださいとしている事が多いので、今回はそれについて掘り下げてみます!

飲食店では、携帯電話で話す声よりも大きな声でお客さん同士が会話している光景も目にします。
しかし、「会話はご遠慮ください」と書かれた貼り紙を見たことはありません。
常識を超えた音量でない限り、飲食店でお客さん同士の会話が制限されることはないため、携帯電話禁止の理由が声の音量とは考えにくいです。
そこで興味深い研究結果がありました!
アメリカの心理学者ローレン・エンバーソン博士によると、同じ音量の場合「普通の会話」よりも「携帯電話での通話」のほうが周りの人に大きなストレスを与えることが分かりました。
普通の会話の場合、言葉のやりとりがあるので、周りの人は話の内容を理解することができます。
そこで、「自分にとって関係のない情報だ」と脳が判断すれば、無意識的にその会話は無視されてストレスはかかりません。
一方、携帯電話での通話は電話の向こうの相手の声を聞き取ることができず、周りの人は話の内容を理解することができません。
そのため、脳は自分に不要な情報かどうかの判断ができなくなり、大きなストレスとなります。
これは、心理学では認知的不協和と言われる状態。
認知的不協和になったお客さんからお店に苦情が入りやすくなるため、多くの飲食店では携帯電話での通話を禁止にしているようです🤔
物事には限度があるけど、許容範囲と言うものがあります。 これにもタイプがあるらしいので、以下の質問について考察してみます!
「車も人もいない交差点で、赤信号だったら、信号無視して渡る?」 真面目な人は、そのうち信号が変わるので待つ、と言います。
しかしマナー重視派の方は、驚くことに、渡ると言うそうです。
理由は、「規則違反だとしても、誰にも迷惑掛からないからOK!」 前者は、ルールは守るのが当然で、後者は迷惑でないから守らない。この時の後者の言い訳は、人に迷惑が掛からなければ、何でもOK!
この様に、規則よりも、マナーを尊重する風習があります。 規則はルール、マナーは礼儀作法、モラルは道徳の事ですよね!
モラルを尊重し、ルールを遵守すれば、マナーが身に付くものです‼︎
マナー(英語)=礼儀作法(日本語)=エチケット(仏語) この様に、言い方は変わっても、同じ意味なので、入れ替えてみると改めてよく分かります!
いずれにしても飲食店の料理の価格は、料理だけでなく、雰囲気も含まれています。 気分よくなれる居心地が加味され、店の品もサービスの1つ。
ですから、当店でも許容範囲を超える携帯電話の利用についてはご遠慮頂く様にお願いしております🙇♂️
本来はモラルを尊重するから、ルールが出来、それ以外の為にマナーがあります。ルール上は問題ないけど、モラルとしては、思わしくない。 この考えがあって初めて、マナー遵守するべきかと思います。
携帯電話の技術革新で、色々な事ができるようになった一方、今一度携帯電話で話すだけでなく、動画を音量上げて鑑賞したり、音楽を音量を上げてかけたりと…飲食店でする事が、他の人に迷惑にならないかについて考えて頂ければ幸いです。