みなさんこんにちは。
毎回オリンピック競技でも、何故か欠かさず見てしまうのが柔道。
特に、柔道に打ち込んでいたわけでもなく、体育でやるにしても好きな方ではなかったのですが、昔から観るのは好きでした。
柔よく剛を制すという競技の中で、対戦相手をリスペクトしながら、礼に始まり礼に終わる一連の美しさに心が奪われるのでしょうかね🤔
そういえば、なんか変わったなーと思ったら、ルールも微妙に変わっていたのご存知でしたか?

日本の柔道から世界の JUDO となり、スポーツとしての競技性も年々変化しているそうで、その確固たる例が、度重なるルール改正なんです。
前回のリオオリンピックでは「効果」判定がなくなり、東京オリンピックでは「有効」判定がなくなりました!
※判定とその基準
一本
- 相手を制しながら強さと速さをもって背を大きく畳につくように投げた場合
- 寝技で20秒抑えこんだ場合
- 寝技、関節技、絞め技などで相手が降参(参った)した場合
- 「技あり」の判定2回で、合わせ技一本
技あり
- 相手を制しながら投げ、「一本」の要件「背を大きく畳につく」「強さ」「速さ」のどれか一つが部分的に欠けた場合
- 背を大きく畳につかなくても着地から間があって転がって背をついた場合
- 背は着かないが片肩から片臀部、片臀部から片肩、腰回りを転がった場合
- 背は着かないが両手または両肘を同時についた場合
- 背を大きく畳につかなくても片肘または臀部または膝の着地から直ちに背を着いた場合
- 背は着かないが片手ともう一方の肘をついた場合
- 寝技で10秒抑えこんだ場合
きちんと技が掛かっていないと、技あり判定にならないのは変わらず。ただしそのジャッジにおいては、これまでの有効に近いレベルで判断されます。
技ありの寝技判定は、有効の判定とされていた10秒が採用されているようです。
試合判定について
一本の判定が出た時点で試合終了。または指導(いわゆる警告)を3回受けると失格になる。もし試合時間4分の間に一本が出なければ、技ありポイントの多い方が勝ちとなる。このとき指導の数では判定されない。
ポイントが同じ場合、ゴールデンスコア方式となり、どちらかが一本または技ありを決めるか指導3回で失格になるまで、時間無制限の延長戦が行われる。コレが観てると、本当にキツそうです(>_<)
延長線における時間制限が廃止され、主審と副審が赤・白の旗を挙げる風景も遠い昔に感じますね〜
審判団の主観が色濃く出る旗判定がなくなり、勝負の結果が明確になった。時間無制限のゴールデンスコア方式は、選手への負担は大きくなるが、納得できない旗判定で勝負が決まることはなくなった。技を決めれば勝ち。これ以上わかりやすいルールはないです🙆♂️
誤審をなくすために、ジュリー制度と呼ばれるビデオ判定も導入されている。ジュリー(審判委員)は審判ではなく、審判の判定を判断する立場の人なんだそうです。
審判としての権限はなく、ジュリーが確認した映像を元に、横に一緒にいる副審が最終的なジャッジをするという方法を導入してます。
本大会中でもビデオ判定による試合の中断が何度か見受けられ、主審がスルーしたのを技あり判定としたり、逆に技あり判定を取り消す場面も見かけられました。
日本が築き上げた柔道は武道であり、格闘技とは毛色が違うからこそ、自分みたいに柔道の魅力に引き込まれるのでしょう。
つい熱くなってしまい、長文になりました🙇
選手の方々には、力を出し切って欲しいです‼︎