スペインワイン🇪🇸の格付け

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みなさんこんにちは。

欧州ワインの格付けシリーズも、とりあえずはコレにておしまいとします。

これ以上掘り下げていくと際限がなくなりそうなんで、他の国ついてはまた別途テーマを設けてまとめたいと思います。

スペインワインはコスパが良いイメージなんで、あまり格付けを気にしていませんでしたが、覚えておくとスペインワインの楽しさが増えるかもしれませんね♬

スペイン産ワインはワイン法により、6つのカテゴリーに分類されています。

原産地呼称制度の最高峰、D.O.Ca(特選原産地呼称)に認定されているのはリオハとプリオラートの2つの地方のみです。それぞれの産地には呼称制度統制委員会が設けられ、常にワインの質を厳しく管理されています。

Vino de Pago (VP)

読み方は、ヴィノ・デ・パゴです。一つのブドウ畑から採れるブドウを使ったワインの中でも、世界的にその品質を認められた素晴らしいワインにだけ与えられる特別な称号。

Denominacion de Origen Calificada (D.O.Ca)

読み方は、デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダと難解(>_<)

INDOが非常に厳しい生産基準を設けている地域で産出されたワインで、最高の品質を誇るもの。現在、指定されているのはリオハとプリオラートのみ。

Denominacion de Origen (D.O)

読み方は、デノミナシオン・デ・オリヘンでD.Oで略して覚えておけば良いと思います。

統制委員会が設置された地域において、地域内で栽培された認可品種の葡萄を原料として、厳しい基準を満たして生産されたワイン。

一般的に飲んでいるスペインワインのほとんどが、このクラスかと思います。スペインは地域ごとに個性的なワインが多いので、深掘りするにはオススメですね🍷

Vino de Calidad con Indicacion Geografica (VCIG)

読み方は、ヴィノ・デ・カリダ・コン・インディカシオン・ヘオグラフィカとこれまた長い…

ある特定の地域で収穫されたブドウのみを使い、その特徴をよく表した、品質の良いワイン。

Vino de la Tierra

読み方は、ヴィノ・デ・ラ・ティエラです。

DO以外の認定地域で産出した葡萄を使用した、その産地の特性をもつワイン。フランスのヴァン・ド・ペイやイタリアのIGTなどにあたります。コスパワインがありそうなクラスですね。

Vino de Mesa

読み方は、ヴィノ・デ・メサで、テーブルワインのことですが、DOなどに認定されていない地域で栽培された葡萄を使用、あるいは醸造所が域外にある、また異なる地域のワインをブレンドしたワイン。

品質呼称局では熟成期間や樽での熟成の有無によって、次のようなタイプ分別を行い、ワインの瓶の裏側にもそれらが表示されています。

ヴィノ・ホーベン

一般的には醸造されてからすぐに瓶詰めされ、樽には全く入れない若飲みタイプ。なかには樽醸造を短期間行うワインもあります。

クリアンサ

赤ワインは樽と瓶で24ヶ月熟成されたワインで、うち最低6ヶ月は小樽で熟成させたもの(リオハでは最低12ヶ月の樽熟成が規定されている)。

白ワインとロゼワインは樽と瓶で12ヶ月熟成させ、うち最低6ヶ月は小樽で熟成させたもの。

レセルバ

赤ワインは樽と瓶で36ヶ月熟成し、うち12ヶ月以上は樽で熟成させたもの。

白ワインとロゼワインは樽と瓶で24ヶ月熟成させ、うち最低6ヶ月は小樽で熟成させたもの。

当店のお客様に好まれるタイプは,このくらいの熟成ワインくらいからの方が多いです‼︎

グラン・レセルバ

赤ワインは葡萄の当たり年にのみ造ることができ、小樽で24ヶ月、瓶で36ヶ月熟成させねばなりません。

白ワインとロゼワインは48ヶ月の熟成で、うち最低6ヶ月は小樽で熟成させたもの。

いわゆる長熟タイプですね。だからといって、必ずしも高価なわけじゃないのが、スペインワインの凄いところです。

濃厚でフルボディな赤ワイン好きにはオススメです。

また、当店ではバスクワインもご用意してますので、是非ご興味あればご用命ください。