トンカツって和食?

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Bonjour‼︎

ロースやヒレなど部位は違えど、なぜだか「食べると元気がでる」日本人のソウルフード、トンカツ🐖

てっきり🇯🇵発祥かと思ってましたが、ルーツのいわれは色々あるそうです!

今回はトンカツのルーツを深掘りしてみます。

トンカツのルーツは、明治時代に日本で流行した洋食の「カツレツ」らしいです。

とんかつの起源はフランス料理のcôtelette(コートレット)と呼ばれる料理です。

コートレットとは、スライスされた仔牛の肉に小さなパン粉と卵黄をつけてバターで両面を炒めるように焼く料理のことでした。

ちなみに、豚肉が普及しはじめたのは、1904(明治37)~1905(明治37)年に起こった日露戦争の頃です。牛肉の高騰などをきっかけに、豚肉を使った「ポークカツレツ」が登場しました。このポークカツレツを箸で食べる日本独自のスタイルへと進化させたのが「トンカツ」というわけですねー🤔

さて、コートレットを日本の洋食店「煉瓦亭」二代目である木田元二郎氏が独自に開発をして作り上げたのが「トンカツ」らしいです。

さかのぼること1899年、かつての日本人にはバターの味が好まれず、コートレットのままでは普及しませんでした。そこで、仔牛と比べよりあっさりとした豚肉を天ぷらのように揚げ、ウスターソースをかけて食べる「ポークカツレツ」が生まれたのです。

キャベツの千切りを添えるのは、当時の日露戦争により料理人不足の状況下での発想だったとか。

一般的な西洋の料理には温かい野菜を添えることが多いため、生野菜を添えるというのは斬新なアイディアだったことがわかります。

しかしながらカツレツは、ナイフとフォークを使って自分で切って食べるものでしたから、まだ洋食の名残を感じますねー!

そして1929(昭和4)年にとんかつをはじめて売り出したといわれているのが、上野御徒町の「ポンチ軒」。考案したのは宮内庁で西洋料理を担当していた経歴を持つ島田信二郎という料理人さんです。

カツレツとの違いは厚切りの肉を使い、天ぷらのようにたっぷりの油で揚げて、あらかじめ包丁で切ってから皿に乗せて出されるところ。つまり、箸で食べられるカツレツですね😋

千切りのキャベツを添えて、ご飯とお味噌汁とともに食べるの定食スタイルが出来上がり、まさに今のトンカツとなったようです!

ここまでなると、日本食🇯🇵と呼べそうですよねー!