Bonjour‼︎
ちょっと暑かった毎日に小休憩ってところでしょうか。ちょっと涼しいくらいで道産子的には気持ち良いですが、観光で来られた方には寒いかもしれませんね。
寒暖差もあるので、上着は1枚くらいあっても良いかと思います😊
さて、引き続きブルゴーニュの生産者紹介をしていきます。
ぺロ・ミノは、1973年にドメーヌ・アルマン・メルヌから分割してできた、モレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌですね!
アンリ・ペロ・ミノ氏から1993年に息子クリストフ氏の手へ渡りました。クリストフ氏はピノ・ノワールの神様と呼ばれているアンリ・ジャイエ氏の最後の弟子と言われる人物。ジャイエ氏から学んだ数々の技を自身のワイン造りに活かし、彼がワイン造りに携わるようになってから、世界中で高評価を獲得するようになります。
このドメーヌはアンリ・ペロ・ミノから1993年に息子のクリストフ氏の手へ渡ったため、現在市場には両名義のワインが存在しています。少々複雑ですが、実はクリストフ・ペロ・ミノが生産しているワインでもアンリ・ペロ・ミノと表記されているものが存在。基本的に父から継承した地所のワインはドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノで、またクリストフ氏自身が新たに取得した区画、およびブドウを買い入れてつくるキュヴェはクリストフ・ペロ・ミノと表記されていました。このように複数存在したラベル表記も、2006年ヴィンテージより2種類に統一され、自社畑産はドメーヌ・ペロ・ミノ、ブドウを買い入れてつくるキュヴェはペロ・ミノとなりました。
クリストフ氏は優れたブドウを造るために、間引きやグリーン・ハーベスト、化学肥料や殺虫剤の不使用を実践。そしてブドウへのダメージを避けるため、収穫は必ず手摘み。醸造の最大の特徴は10~14日間にわたって行われる、低温での発酵。これによってアントシアニン(色素)がマスト中に効率的に溶出するため、色調の濃いワインになります。さらに、リッチさをそのまま出すために、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。そうして出来上がるワインはテロワールが見事に表現されたナチュラルな味わい。特に2007年からは、「次第に調和と洗練さが増し、ブルゴーニュの1つの基準ともいえる」と評価されています🤔
モレ・サン・ドニ、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニィ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュの多様性に富む偉大な畑を所有。土壌は主に粘土石灰質で斜面の中腹という恵まれた場所に広がります。平均樹齢は軒並み35年以上と高いです!
仕立ては主にギュイヨサンプル。剪定時に枝をより短く切ることにより、房の数を制限しブドウの熟度を高くしています。年により摘葉やグリーン・ハーヴェストでさらに収量を抑えることもあります。全体で平均25~30hl/haの収量を目指しているそうで、この量はDRC並みの少なさなんですねー🤔
「デュガ」「ルーミエ」「コント・ラフォン」と並ぶほど有名になるであろう、とワイン評論家パーカー氏も大絶賛している生産者です!一度は飲んでおきたい銘柄です🍷