Bonjour‼︎
当店でも、ついにディジョンマスタードが入荷し難い状況になってきました。
確かに、一般の輸入食材を扱うお店の陳列棚からも消えてるところをみると、ただ事ではないと思われます!
今日は、何故そのような状況になっているのか深掘りしてみます。

気候変動、ロシアとウクライナの戦争、燃料高により、世界的な食料危機と食料品の値段の高騰が危惧されています。
すでに多くの食料品の価格が日本でもフランスでも上がっていますが、フランスでは、特に伝統料理に関わる商品、マスタードの不足が数か月前から問題になっているそうです。
ヨーロッパで消費されるマスタードの半分はフランス製であり、ディジョンのフレンチマスタードは有名ですが、実はフランスは原料であるからし菜の種子の8割をカナダから輸入しているそうなんです!
しかし、昨年の夏、50度近くの猛暑に見舞われたカナダでは、収穫量が半分に。他の輸入国としてはロシアとウクライナがあったが、こちらも戦争のせいで輸入は止まっている模様🤔
フランスでは、マスタードの種の栽培は第二次大戦以降急減していたせいで、他の商品と比べてもマスタード不足は顕著であり、スーパーの棚からマスタードが消える事態に至っているようです。
フランスのワイン用ブドウも収穫量不足で、高騰したり、商品数が少なかったりしてますが、ディジョンマスタードも同様の理由があったようです。
フランスのマスタードの2大ブランド、「マイユ」(Maille)と「アモーラ」(Amora)の両方を保有するユニリーバ(Unilever)社によると、この不足は今年いっぱい続くようです。たださそ、今年の10月の収穫期から供給が徐々に需要に追いついてくるともいっているので、しばしの我慢ですね😅
そして、面白い話としてお料理サイトで、代替え調味料として日本のワサビが紹介されてるそうですよ!
もしかしたら、世界的なワサビブームくるかもですね!