今さら聞けないナポリタン🍝②

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Bonjour‼︎

調べるほど各地域ごとに進化したナポリタンスパゲッティーは存在してる事に気付かされます😅

こうしてみると、もはや国民食のレベルに至っているように感じますが、ナポリタンも浮き沈みの歴史があったようで、今回はその紆余曲折について掘り下げてみます!

1980年代を迎えるまで、日本においてスパゲティといえば有無を言わさずナポリタンだったそうです!

状況が一変したのは、バブル期ですね。ティラミスを筆頭にイタリア料理が大ブームとなり、パスタ屋なるものが日本のあちらこちらにでき始めた。ぺペロンチーノ、ボンゴレ、ペスカトーレ、カルボナーラなど本場イタリアのスパゲティメニューが洪水のように押し寄せてきたのだ。

そこで多くの日本人は初めて、本場イタリア料理にナポリタンはないと知ることになる。

そして同時期、「アルデンテ」という言葉をよく耳にするようになった。日本人はパスタの茹で方を間違えている、本当はパスタの芯を少し残すのが本場の茹で方、みたいなことが喧伝されるようになったようです🤔

最初はおしゃれな人や食通の人たちが使っていたアルデンテという言葉が、そのうち猫も杓子もアルデンテと言い出すようになり、アルデンテにあらずんばスパゲティにあらず、のような風潮が起こり出しました。

こうして「ナポリタンはダサい、ニセモノ料理」といった世相になっていく。ナポリタンを出す店は激減、風前の灯火になった時代がありました。

しかし、バブル崩壊後の喪失感とともに、それまで巷にあふれ、どこにでもあったナポリタンがなくなりそうになり、おじさん世代は初めて気づいた。あのケチャップ味の炒め麺。あれこそが、自分たちのソウルフードだったのだと😋

2000年代半ばになってから、昭和レトロブームとともにナポリタンが再び注目されるようになってくるのだが、その復興は「ロメスパ」を抜きにしては語れない。ロメスパの「ロメ」とは「路傍の麺屋」のことで、立ち食いそば屋のような感覚で入れる気軽なスパゲティ屋さんという意味だ。

茹で置きした極太麺を炒めて提供し、大盛りも可能などの特徴がありすね。


最近のロメスパ系ナポリタンの流行は、麺を焦がしめにすること。注文の際に「焦がしめ」というオーダーをするお客さんも少なくない。焦げが香ばしさを生み出し、その分ケチャップ味は濃くないので、けっこうな量を食べられるそうです!

そうして近年では、大宮ナポリタンやたっぷりの刻み玉ねぎのせが条件の八王子のはちナポなど、各地域でご当地ナポリタンスパゲッティーとして進化しています。

もはや郷愁だけのものではなく、進化を続け、多様なファンに支えられているのが現在のナポリタンといえそうです。

当店でも開店以来の不動の人気メニュー!気が付けば、夜な夜な〆ナポリタンするビジネスマンがいます。

やはり、日本人のアイデンティティなのか愛着があるスパゲッティーに感じます🍝

今晩は久しぶりに、ナポリタンスパゲッティーなんていかがでしょう😊