Bonjour‼︎
某番組で、京都グルメとしてナポリタンスパゲッティーが取り上げられてましたね😊
数年前から既に静かなブームであったナポリタン!
昔ながらの…が似合うナポリタンは、当店でも根強い人気の一品です。
今日はそんなナポリタンについて掘り下げてみます。

ナポリタンはつくづく不思議な料理だと思いませんか?やたらに「昔ながらの」とか「懐かしの」という形容詞が添えられるのはなぜなのだろう🤔
お店によっては味噌汁と一緒に出てきたり、キャベツやライスが添えられて提供されたりするのはなぜなのか。
アルデンテではない柔らかい麺、食べるとほっと安心できる味だと感じるのはなぜなのか。
そんなパスタ料理は、ナポリタンをおいてたぶんほかにない気がします!
トマトで有名なイタリア南部のナポリ地方では、トマトソースのスパゲティが食べられていた。ナポリからニューヨークに移民した人たちは、おいしいトマトが手に入らず仕方なくケチャップで代用したスパゲティを食べていたのだが、これがおいしいとアメリカ中に広まったそうです。
そのケチャップ和えスパゲティが進駐軍を通じて終戦直後、日本に入ってきたということが歴史のはじまりらしいですよ!
日本ではナポリタンを注文すると粉チーズとタバスコが一緒に出されるが、タバスコはアメリカで生まれた辛み調味料。
名前こそメキシコのタバスコ州の名前がついているが、アメリカの会社が作ったもので、粉チーズはアメリカ発祥というわけではないですが、たいてい日本で出される粉チーズはアメリカのクラフトフーズ社のものが多い。日米の合作的な発想とでも言えば、しっくりきますね😊
そして、第2次世界大戦後にアメリカ軍が持ち込んだ兵営食を日本人シェフが進化させたことで日本に誕生したとある。場所は、かの有名な横浜のホテルニューグランドですね!
アメリカ兵は、大量に持ち込んだスパゲティにケチャップを和えて食べていたそうで、それを見たホテルニューグランド総料理長の入江茂忠氏が、トマトソースをベースにハム、マッシュルームなどの具材を入れた料理に進化させました🍝
ナポリの屋台で売られているような料理に似ていたので、『スパゲティナポリタン』と命名しと🇯🇵
ホテルニューグランドの1階にある「ザ・カフェ」というレストランでは、発祥当時のナポリタンを今もいただくことができるらしいです。
ただ、ここのナポリタンはいわゆる一般的なナポリタンとは違って、ケチャップ味ではなくトマトソース仕様らしいので、ちょっと今流行りの懐かしいケチャップナポリタンではないです!
それでは、ケチャップ味のナポリタンはどこが日本発祥なのかといえば、これもまた横浜の桜木町の「センターグリル」というお店らしいです。
センターグリルの創業は1946(昭和21)年。初代の石橋豊吉はホテルニューグランドの裏にあったセンターホテルで働いていた。ホテルニューグランド初代料理長のサリー・ワイルはここを買収し、一時、オーナーシェフをやっていた。つまりこちらもホテルニューグランドの流れを汲むナポリタンということになるそうです。
しかし、『古川ロッパ昭和日記』によれば、1934(昭和9)年に三越の特別食堂でナポリタンというスパゲティを食べたという記述があるそうです。その料理がどんなものかはわからないが、ナポリタンという名前のスパゲティ料理はすでに戦前には日本に存在していたことになります。。。
これが、今でいうところのナポリタンかどうかは不明でしすが可能性がないわけではないみたいですね!国産のトマトケチャップは、横浜の清水屋が1903(明治36)年に製造販売を開始したという記録が残っており、さらにカゴメがトマトケチャップを製造販売を開始したのも1908(明治41)年なんです。
いずれにせよ、発祥が戦前か戦後かはさておき、ケチャップ味のナポリタンは昭和の早い段階から日本で広まっていったとの事です🤔
先ずはナポリタンスパゲッティー創生の歴史について掘り下げてみました!
次回は、ナポリタンの紆余曲折の歴史から今現在の流行りまでについて掘り下げてみます。