今さら聞けないキャンティとは🍷

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Bonjour‼︎

キャンティ モンタルバーノをグラスワインで用意する告知をしましたが、ところでキャンティの違いって何?

そんな質問もありましたので、簡単にまとめて見ることにしました。

イタリアワインの顔とも言えるキャンティは、トスカーナ州のシエナを中心とする幅広い地域で造られている赤ワインです。イタリア全土で栽培が盛んなブドウ品種サンジョヴェーゼを主体とした、美しい酸とイタリアらしい朗らかなキャラクターがもつ親しみやすさが魅力ですね!

その地域でのワイン造りの歴史は古く、700年代という中世の頃から多くの醸造家たちが手掛けてきた記録が残っているそうです。

転機となったのは19世紀。キャンティの礎を築いたベッティーノ・リカーゾリ男爵がサンジョヴェーゼに白ブドウを含む他の品種を加えた混醸率を考案。

フードフレンドリーなワインが求められる近年、キャンティはその味わいの多様性によって再び世界中で広く楽しまれるようになっています。


👆がキャンティの簡単な歴史的な流れと説明です。では、よく聞く『キャンティ』と『キャンティ・クラシコ』の違いはご存知でしょうか?今度はその違いについて、さらに歴史から掘り下げてみます。

この地域でのワイン品質の良さは13世紀頃にはすでに近隣で評判で、フィレンツェの裕福な商人や貴族たちが好んで愛飲していたそうですね🤔

1716年のこと、時のトスカーナ大公コジモ3世はこの偉大なワインを生み出すエリアを、ここは特別!として栄誉ある境界線を決めることにしました。この時に決められた境界線が、キャンティ地方の由来のようです!

そこで生み出されるワインには「キャンティ」というお墨付きが与えられるようになり、生産者たちは誇りを持ってワインを作るようになりました。

当然、お墨付きの「特別」なワインなので、高く取引されるようになります。

すると、面白くないのがエリアからわずかに外れた生産者たち😤そりゃそうだけど…

すると、次々に”キャンティ”を名乗る生産者が現れ始めたのです。

そうしているうちに広がってしまったキャンティ地方、結果的には色んな生産者が玉石混合、ピンキリ状態になってしまいました。

広大なキャンティエリアでは、伝統を重んじるきちんとした造り手さんもいれば、名前の偉大さにあぐらをかいて適当な造り手さんもいる。それでは消費者のためにならない!と、元祖キャンティエリア「キャンティ・クラシコ」と「キャンティ」が区切られました。1932年のことなんです‼︎

ちなみに、イタリア語でクラシコとは【伝統的な・昔ながらの】という意味ですねー

そして1984年にキャンティワインはD.O.C.G.の銘柄となり、さらに1996年、キャンティ・クラシコは独立したD.O.C.G.を獲得するに至りました。

近年では、キャンティ・クラシコエリアでのキャンティワインの生産は禁止されているそうですよ。


結局のところ、この二つの違いはというと「エリア」の違いという事なんです!

もともと指定された「元祖」なだけあって、クラシコの方が質のいいワインを生産することが多いですが(それゆえお値段も高いことが多いですが)、この二つの違いは決してワインそのもののランクの上下を決めるものではないのです。

あとは法律上若干の違いがあるので簡単にまとめておきます!

1.D.O.C.Gキャンティ

使用できるブドウ品種:サンジョヴェーゼ 最低70%以上。白ブドウは10%まで、その他黒ブドウは15%まで。

最低熟成期間:収穫年の翌年2月末まで

2.D.O.C.Gキャンティ.クラシコ

使用できるブドウ品種:サンジョヴェーゼ 最低80%以上。その他黒ブドウ。

最低熟成期間:収穫年の翌年9月末まで/リゼルヴァ 24ヵ月(うち瓶内 3ヵ月)

3.D.O.C.Gキャンティ.クラシコ グラン・セレツィオーネ

使用できるブドウ品種:サンジョヴェーゼ 最低80%以上。その他黒ブドウ。※すべて自社畑に限る

最低熟成期間:30ヵ月(うち瓶内 3ヵ月)

一般的には、グラン・セレツィオーネの方が高級かつ高価ですね。

でも、キャンティでもかなりグレートの高いワインを造る生産者もいるから、確かに単に格付けで分けるには難しいところもあります。

だからこそ、探しがいのある宝庫でもあります!まだ、日本ではあまり知られていないキャンティもきっとあるはずですから、そんなワインと出会えたら何だかラッキーな気分ですよね!

是非、これからは生産者や生産地域を意識してキャンティ探しをしてみてはいかがでしょう🍷