フランスワイン🇫🇷の格付け④

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みなさんこんにちは。

そろそろボルドー地区もまとめにかかりたいところです。あまりワイン銘柄をまとめてたら、キリがなさそうなので、ちょっとここからはざっくりといきます😊

ポムロールはボルドー地方の銘醸地でありながら、格付けがありません。

にも関わらず、良質のワインが多く造られているとしてワイン愛好家を魅了し続けていますねー

ポムロールの赤ワインは繊細でありながら豊満、しっかりとした酸とコクがあり、濃密でシルクのようにエレガントなタイプに仕上がります。

カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が非常に少ないため、メドックのワインよりもタンニン分が少なく滑らかな口当たりが特徴です。

比較的早めに(5〜7年程度)飲み頃を迎えるアイテムと長期熟成型の2タイプがあり、熟成により酸が落ち着きトリュフや獣臭など複雑なニュアンスに変わっていきます。

格付けはありませんが、代表的な銘柄をご紹介しておきます🍷

シャトー・ペトリュス

シャトー・トロタノワ

シャトー・ラフルール

シャトー・レヴァンジル

シャトー・セルタン・ド・メイ

シャトー・ラ・コンセイヤント

ヴィユー・シャトー・セルタン

シャトー・ル・パン 

シャトー・プティ・ヴィラージュ

シャトー・クリネ 

シャトー・ラ・フルール・ド・ゲ

ポムロールワインは、生産量的にも少ないため割と高級なワインですが、それに見合った感動を与えてくれますよ‼︎

当店でも、ボルドー右岸派には人気で通向けですかねー!

さて、その他に良く見かける格付けをご紹介します。

メドックのクリュ・アルティザン

メドック地区の8アペラシオンの小さな家族経営のシャトーから生まれるワインの格付けであり、150年以上昔から存在し、1994年EUに公式に認定されました。

2006年、栽培面積6ヘクタール以下の家族経営の44シャトーがクリュ・アルティザンに格付けされました。グラン・クリュ格付けやクリュ・ブルジョワよりも小規模とはいえ、生産者の情熱と決意により、戦争や経済危機、過疎化からの生き残りを成し遂げましたそうです。

メドックのクリュ・ブルジョワ

この格付けは1932年にはじまり、メドック地区の8つのアペラシオンからその質と価値が認めらた赤ワインが選ばれました。この格付けは改定があります。

「クリュ・ブルジョワ」という言葉はボルドーの富裕な有産階級であるブルジョワがメドックの最良の畑を取得した時期に遡ります。その区画はその後「クリュ・ブルジョワ」と呼ばれるようになりました。ほとんどが家族経営である250のシャトーがクリュ・ブルジョワ連盟に属し、メドックの総生産量の40%を占めます。

格付けで、自分の好みに合うかどうかが決まるわけではないですが、参考にする値にはなるかと思いますよ‼︎

とくに、グラン・クリュ格付けは厳正なので、オフヴィンテージですら、並以上のパフォーマンスを発揮してくれます🍷

さらに、有名シャトーのセカンドワインですら、素晴らしい仕上がりなので、色々試して探してみるには奥が深いのがボルドー地区のワインですね。

カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが好きな方には、必ず試して頂きたい地域です。

これにて、格付けボルドー編はひとまず終了として、次回はブルゴーニュについてまとめてみます。