フランスワイン🇫🇷の格付け①

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みなさんこんにちは。

明日から、時短営業となりますので何卒ご了承願います。

さて、前回はイタリアワインについて考察しましたが何となく伝わったでしょうか。

今回は、本命のフランスワインの格付けについて掘り下げてみます。ちょっと難解な印象もありますが、厳格に定められている分、必要な情報を覚えておくだけ役に立つかもしれませんね‼︎

出来るだけ、分かりやすくまとめてみようとは思います😊

フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」と呼ばれています。

1.Appellation d’origine protégée アペラシン・ドリジン・プロテジェ

これに分類されるワインは、ワイン法によってブドウの生産地や醸造所、生産法、使用品種などが決められている他、官能審査にクリアしているという、いわばワイン界のエリートたちなんです🍾

ラベルへの表記は「Appellation 産地名 Protégée(又はContrôlée)」となり、産地名の部分には例えば「Romanée-Conti(畑名)」「Vosne-Romanée(村名)」「Bourgogne(地方名)」などが入ります。

2.Indication géographique protégée インディケーション・ジェオグラフィカ・プロテジェ

生産地域や使用品種などが細かく定められていますが、畑まで細分化されている「AOP」よりも保護している区分けが広く規定も緩やかです。

A.O.Pとの違いは、A.O.Pがその産地のぶどうを100%使用しなければならないのに対し、I.G.Pは、その産地のブドウを85%以上使用していることとされます。

3.Vin de Table ヴァン・ド・ターブル

気軽なテーブルワインの区分で生産地域の表示がないために自由に造られています。

この格付けはあくまで「質の良さのランク」ではなく規定をクリアしたワインほど上級の格付けとなりますが、結果的に「AOP」のワインほど質が良いものであることが多くなっていますね。

ただし、生産者の意向によって規定をクリアしていない品種を使用してワインを生産し、本来ならば上級ワインに勝るとも劣らない品質であるのに最下級の「Vin de Table」で販売しているという場合もありますので、コレがワインの発掘的な楽しさなのかもしれないですね‼︎