みなさんこんにちは。
イタリアのワインの格付けは、ワイン法(1963年)に基づき規定されており、上位からDOCG・DOC・IGT・VdTに分類されます。
たまに見かけたりするが、よく分からないという話もありましたので、簡単にまとめてみたいとおもうので、今後の参考にしていただければと思います。

1.D.O.C.G
Denominazione di Origine Controllata e Grantitaの略で、読み方はデノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータです。
復活の呪文みたいに聞こえてきて、覚えるのは無理かもしれませんが、DOCGだけで大丈夫です😊
DOCGとは、いわゆる統制保証付原産地呼称ワインの事ですね‼︎
イタリアワインの格付けの中で一番厳正な規定が設けられています。
申請の前に少なくともなんと5年間、DOCのカテゴリに属していなければならないそうです。
農林省、商工会議所の化学・物理検査を受け、一つ一つのボトルには政府が認可(ガランティータ)したことを証明するシールが貼られますね。
2.D.O.C
Denominazione di Origine Controllataの略で、読み方はデノミナツィオーネ・ディ・コントロッラータでちょっと覚えれそうな感じですが、こちらもDOCで伝わりますよ。
DOCは、統制原産地呼称ワインの事ですね。
DOCには一定の審査が定められており、すべての生産過程(栽培から出荷まで)はこの規定に基づき行われなればならない。(生産地、栽培方法、ブドウ品種、最大収穫量、最低アルコール度数、熟成方法など)また瓶詰めの前に、規定された必要条件を満たしているかの審査、化学・物理検査が商工会議所によって行われます。
3.I.G.T
Indicazione Geografican Tipicaの略で、読み方はインディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカです。
1992年に新設された地域特性表示ワインのことです!生産地の名前が用いられるのが特徴です。(例えば、ピエモンテ、シチリアなど)
その地域のブドウを最低85%使うことが義務付けられ、ラベルには使用されている品種と年が記載されているものも多いです。
4.V.d.T
Vino da Tavolaの略で、読み方はヴィーノ・ダ・ダヴォラで、いわゆるテーブルワインの事ですねー
最低の基準はあるものの、その他には特に規定はなく、ブドウ品種・生産地の表記の義務はない。(赤、白などの色の記載は義務付けられている。)DOCG、DOC申請がなされていないワインがこの分類となる。
規定にしばられることなく生産されることで、質の高いワインも多くつくられているので、ある意味色々探して飲むには楽しいですよ♬
もし、お店で飲みたい格付けがあるようでしたら、略名だけでもお伝え頂ければ、恐らく国内でしたら大抵伝わると思います。
あまり分からないが故に、格付けされているワインから試して、好みのタイプを探すのもアリかもしれないですね🍾