みなさんこんにちは。
徐々に雪がとけると、あとは春が待ち遠しいだけですね🌸
すでにスプリングコート🧥着ている方を見かけますが、ちょっと肌寒くてまだ勇気がわかないです…
これが、まさにオシャレは我慢というヤツですかね〜!
さて、晴のグラスワインも季節に合わせて、軽やかでスッキリした白ワインに変更しているのですが、まだまだ万人に知られていないロワールのサンセール・ブランについて掘り下げてみます。
辛口な白ワインの代表格として、シャブリと双璧とも言われますが、意外とご存じない方もいらっしゃるので、一度おさらいしてみようと思います😊

ロワール渓谷のワイン産地は、非常に広大で造られるワインの種類も多い中、サンセールとプイィ・フュメの知名度は抜群なんです。
とくにサンセールとは、フランス・ロワール地方の中でも最も上流の中央フランス地区に位置するワイン生産地で、ロワールと言ってもブルゴーニュに近く、すぐ北東にはシャブリが望めるロケーションです。
昔から上質な白ワインの産地として知られており、
とくにサンセールで造られるソーヴィニヨン・ブランは秀逸です🍾
サンセールの特徴は、「白い土地」とも呼ばれる石灰質の土壌です。
特に生産地のおもに西側エリアのシャブリから続く
「キンメリジャン」と呼ばれるラインは、1億5千万年前は海底であったため、大量の貝殻が埋まっており、この石灰質土壌は、ワインに華やかな香りと、豊富なミネラル、キリッと引き締まった酸を与えます。
また、ラテン語で火打石という意味の「シレックス」と呼ばれる、牡蠣の殻からできた石灰岩と火打石の原料となる石の土壌は、ケイ酸塩と呼ばれる火打石の成分が多く含まれており、仕上がるワインは、とても硬質でミネラル感の強い味わいで、
火打石をたたいたときのアロマが感じられます。
ちなみに、当店で現在グラスワインでご提供しているのが、このシレックスです‼︎
次回は、対岸のプイィ・フュメのソーヴィニヨンとの違いについて考察します。