穴子と鱧と鰻って似てません…

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みなさんこんにちは。

先日、穴子が好物という方がいらして、あんまり北海道では馴染み薄いですよねーと言う話をしていたのですが、一応調べたら釣れるらしいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

ただ、調べたついでに思ったのが、何となく見た目が似ている3種類の魚って明確に違いがあるのでしょうか?

気になってしまったので、今回は穴子と鱧と鰻の違いについて、食文化の点からも考察してみます。

『穴子フリットとサフランリゾット』

ウナギ目の魚で広義的には同じ仲間ですが、大きな違いは、「鱗(うろこ)の有無」と「呼吸法」で鰻だけ鱗があり、エラ呼吸と皮膚呼吸ができ陸でも生きる事ができるそうです😳

鰻と穴子は優しい顔に対して、鱧はちょっと歯が鋭く切れ味のある顔ですかね…

では、食文化的にはどう違うかと…

鰻の調理法

うなぎといえばうなぎの蒲焼です。甘辛いタレにつけて炭火で焼き上げたうなぎは土用の丑の日と呼ばれる夏の時期に大量に消費される、日本の食文化の中でも一大イベントといえるのではないでしょうか。

  • 関東地方:うな重、蒲焼き、白焼き
  • 名古屋県:ひつまぶし、さき
  • 京都府 :京さき
  • 九州地方:うな重と蒲焼きを蒸したもの、九州さき

穴子の調理法

あなごは主に寿司種や丼ぶりものに使われる、甘辛い煮付けにされることが多いです。脂が少なくさっぱりしているため、天ぷら寿司にして食べるのは一般的ですよねー🍣

鱧の調理法

夏の旬の食材として用いられるはもは、ほとんどが『骨切り』と呼ばれる小骨を包丁で細かく切る特殊な調理方法を経て湯引きなどにされます。

あっさりして上品な甘みのあるはもは、京料理のイメージが強いように、主に関西地方で湯引きや鍋物として食べられています。

鰻はほとんどが養殖になりますが、穴子と鱧は天然物も流通するそうです。いずれにせよ、美味しく頂けることは共通しているって事ですね😊

そして、土用の丑の日に鰻食べに行くのは、もはや日本人のアイデンティティなのかもしれないです。