みなさんこんにちは。
最強はバルやご家庭でも食べるようになったオリーブですが、なんとなく歴史が古いのは想像つきますが詳しい事は分からないので、今回はオリーブについて掘り下げます。

人類の歴史の中でも、オリーブは早くから、生活に馴染み、生きるために必要な木と人々に寄り添っています。その歴史の中に、神性さをもたれるには、オリーブの特性による多くの理由があるようです。
100年は優に超え、1,000年以上も生き続けるそのオリーブの木の生命力へ、人々は畏敬の念を抱きました。
中でも、果実からとれるオリーブオイルにより与えられる、母乳のように滋養に富んだ栄養や、薬や化粧品としての恩恵には、人々はオリーブに深い感謝の気持ちを持ちました。
そうして、生活に必要不可欠な恵みを与えてくれるオリーブの木に自然を超越した神性と捉えられるようになっていったそうです。
また、オリーブの起源と言われる小アジアの地に発したユダヤ教やキリスト教、イスラム教において、この慈愛に満ちた木から得られるオリーブオイルは聖なる油として扱われるように、宗教とも深く結びついていきます。
オリーブの野生種は有史以前から上記の通り、小アジアや北アフリカに自生していたとされており、イタリアで5万年以上前とされるオリーブの葉の化石が発掘されています。
オリーブの栽培種は野生種から選択され、改良されたものと考えられており、その栽培の歴史は6,000年も遡ると言われていて、現在の農作物の中でも最も古い栽培の歴史を有する作物のひとつなんですね🫒
現在の学説では、オリーブは小アジア発祥とされています。
この周辺を発祥とする宗教で、紀元前5世紀から4世紀にかけてまとめられたと考えられる聖書の創世記には、オリーブが登場する有名な『ノアの方舟(はこぶね)』の話があります。
大洪水が終わり、水が引いたことを知らせる印として、方舟から飛び立った鳩が一枝のオリーブを持ち帰ったと記されています。この方舟が流れ着いたのが『アララト山』とされてます。
ここでいう『アララト山』と同一という証明はできていませんが、今の『アララト山』はトルコの東端にあります。
結論としてオリーブは小アジアを起源と考えられ、この地で栽培やオリーブオイル作りが始まったとされます。
人々の生活に根づき、生活にも宗教的にも無くてはならなくなったオリーブは人々の貿易や侵略によって、小アジアからヨーロッパへ、大西洋を超えてアメリカへ、そして世界中に広がったということですね✨
オリーブの歴史を振り返ると、粗末に扱ったり、残したりはできないですね…
今では当たり前の何気ないものの歴史を、こうして振り返る事で、改めて感慨深く感じました。
また機会があれば、身近な食べ物をテーマに歴史を振り返ってみようと思います🙇♂️