春のスイーツ🍰

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みなさんこんにちは。

春を感じる旬のメニューを紹介し始めると、コレがまた冬へ逆戻りな気温です❄️

とりあえずは、早く氷点下でなくなることを期待しながら、今回は見た目も春らしいデセールをご紹介なんです!

『フレジェ』

フランスでは春先になると、ベリー類がマルシェに出始め、酸味の効いた小粒のイチゴがたくさん手に入るようになる。そして、その時期になるとパティスリーには、フレジエが登場してきます😋

本来、フランス人はイチゴより酸味のはっきりしたフランボワーズ(木苺)のほうを好むようですが、この春先のイチゴは別物のようですね。もともとイチゴは南米原産の果物で18世紀にフランスへ伝わったもの。フランス人のフランソワ・フレジエという人物が南米から持ち帰り、ブルターニュ地方の町プルガステルに移植して広めたとのことです。

恐らくこのフレジエという人物の名前をとって、フランスではイチゴを使ったケーキにフレジエという名前をつけたのではないだろうか。

さて、このイチゴを使ったフレジエ、構成はビスキュイの間に濃厚なバタークリームとカスタードクリームをあわせたムースをはさみ、イチゴをたっぷりと並べたもの。トップにはイチゴやフランボワーズなどのベリー類をのせたり、イチゴのソースで綺麗にグラサージュしたり、見るからに春らしい様相をしている。ブルターニュ地方はバターや乳製品の有名な産地、イチゴとバタークリームというこの組み合わせの必然性が伺える。

日本では、本格的なフランス菓子を謳う店では見かけますが、一般的にはバタークリームが生クリームとなったイチゴのケーキ、いわゆるショートケーキを見ることの方が多い。

ちなみに、日本で初めてショートケーキを販売したのはあの「不二家」の創設者である藤井林右衛門氏だそうです❗️

しかし、今や日本を代表するケーキと言えばこのイチゴのショートケーキですよね〜🍰

フランスのフレジエは、日本でイチゴのショートケーキに変化したと考えると、年代を超え、国を超え、真っ赤なイチゴには、人間を虜にしてしまう魅力があるんですね🍓

当店では、フィナンシェの上にソルベをのせて、ヨーグルトムースと苺のガトーでデコレーションしたオリジナルフレジェです。

甘酸っぱい春の香りが広がります!