みなさんこんにちは。
徐々にマニアックな葡萄品種だらけとなってまいりましたが、そのワインを探す方が難儀するかもしれませんね(>_<)

41.ラグレイン
ラグレインはアルトアディジェの土着品種で、ゲヴェルツトラミネール、スキアーヴァと並びアルトアディジェ3大土着品種に数えられている長い歴史を持つブドウです。
比較的冷涼な気候ですが、南部ガルダ湖から吹く風と昼間の暑さ、ブドウ熟成期の夜間の涼しさがあり、昼夜の寒暖差により最高品質のラグレインが造られています。
非常に濃いルビー色でスミレやブルーベリー、ブラックベリーの森の果実にスパイシーなニュアンスが混じり合う華やかなブーケが特徴的です。飲むと確りとしたタンニンとイキイキとした酸味があり、軽やかながらも味の要所を外さないメリハリの効いた味わいがあります。
イタリア料理は勿論、スパイシーな鶏肉料理、中華料理などにもとても良い相性があります。
42.ナスコ
サルディーニャ島の南西部を中心に、州都カリアリ近郊で主に栽培されている希少品種🍇
ドライフルーツ、麝香のアロマをもつ甘美なワインとなります。甘口ワインだけでなく、近年は辛口も造られるようになってます。
43.アルバーナ
エミリア・ロマーニャ州で広く普及している品種で、古代ローマ人がこの地に持ち込んだとされている。アルバーナという名前はローマの南側に位置するアルバーノ丘陵を由来とするとされているが、ラテン語で「白」を意味する“Albus”から来ているという説もある。
以前はアルバーナ種にも黒ブドウ品種が存在していた。生命力は強いが繁殖力が弱いため、房を長く残す独特の剪定を行う。この品種からつくられるワインは糖度や酸味が高く、種や果皮にはタンニンが豊富に含まれている。
44.ヌラグス
ヌラグスはサルデーニャ島南部の州都カリアリ周辺、主にサンピダーノ平野周辺で栽培されています。
サルデーニャ土着品種のぶどうの多くは中世にスペインから持ち込まれたものがサルデーニャで独自の進化を遂げたものですが、ヌラグスは特に起源が古く紀元前のフェニキア人まで遡るとも言われています。
ヌラグスからは淡い色の麦わら色、ナッツやハーブ、桃、柑橘系のフルーツを思わせる繊細なアロマが特徴です。さわやかでフレッシュな口当たりと香り高い果実味と酸味のバランスの取れた味わい深い辛口白ワインになります。
45.トルバート
トルバート種は、古代フェニキア人たちによってエーゲ海沿岸地域からイベリア半島にもたらされたと言われている、アンゲーロだけで栽培されている土着品種🍇
りんご、梨などの爽やかなアロマをもつフレッシュで、飲みやすく、デリケートなワインとなり、スパークリングワインにも向きます🍾
病原菌に対する耐性が弱く、生産性が安定しないことや、他品種に比べ、晩熟型で収穫期に雨に見舞われたりする等、天候の影響を受けやすい事、ブドウ粒に含まれる繊維が多く、他の品種に比べ得られるモスト(果汁)が非常に少ない事からトルバート種でのワイン造りは非常に困難を極めます。
現在セッラ& モスカ社のみで栽培されている大変希少なブドウです!
46.モニカ
モニカ種の起源については諸説あるが、そのルーツはイタリア本国でもさかんに栽培されているサンジョヴェーゼ種だといわれています。
キイチゴやベリーなどの赤い小さな実、バラやプラム、イチゴを思わせるピノ・ノワールのようやアロマが感じます。
イチゴのような甘い果実味が特徴で、あとに続くフレッシュな酸味に加え、なめらかながらも主張しすぎない、ほどよいタンニンの感じられるワインとなっている。
47.カリニャーノ
地中海沿岸に古くからある品種で、現在ではもっぱらサルデーニャを中心に栽培されている。
南フランスのラングドック地域でもよく栽培されており、「カリニャン」と呼ばれています。単独、あるいは混合して使われるがフルボディでアルコール度数もしっかりしている。
48.カニェラーリ
サルディーニャ島北部のサッサリ県で主に栽培されている土着品種で、カンノナウなどとブレンドされる事が多いそうです。
フルーティーで、スパイシーなアロマがあり、口中ではタンニンが堅固。
49.ボヴァーレ
ムリステッル、ボヴァレッドゥとも呼ばれている島全土で栽培されていますが、カリアリ県、オリスターノ県が多い超希少品種です🍇
タンニン豊かで熟成能力が高いワインとなります。
50.ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ
フェニキア人により伝えられたとされる歴史の古い品種です。
アロマは比較的ニュートラルで、熟成により真価を発揮するタイプで、酸がしっかりしていて力強く、カラスミとの相性も良いです。