イタリアワイン🇮🇹⑤

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みなさんこんにちは。

イタリアワインの葡萄品種も佳境となってまいりました🍾

みなさんが飲みたい葡萄品種の参考になれば幸いです✨

16.ネッビオーロ

ピエモンテで主に栽培されている黒葡萄🍇

他にはロンバルディア州、ヴァッレ・ダオスタ州でも生産されています。

ピエモンテ州では800年以上も前から栽培されていたという古い歴史のある品種なんだそうです。

バローロ、バルバレスコ、ガッディナーラなど高貴な長期熟成向きワインとなります!ドライローズ、チェリー、フランボワーズの複雑なアロマを持ち、酸とタンニンが強い品種です。

フランスにおけるボルドーの格付け第一級ワインやブルゴーニュのグラン・クリュのように、イタリアの偉大な赤ワインの象徴とも言える存在、バローロ。

長期熟成に耐える重厚かつ深遠な味わいのワインは「王のワインにして、ワインの王」と称され、ワインラヴァーならば世界中の誰もがその偉大さを認め、また憧れる最上級の赤ワインとしてその名を轟かせています。

バローロの生産者は製法と生み出すワインのスタイルで、しばしば、伝統派とモダン派(現代派)の大きく2つに分類されます。旧来から実施している大樽熟成や長期間のマセラシオンにこだわり、長期熟成が前提のタンニンが強く堅固なバローロを生み出すのが「伝統派」。これに対し、早飲みスタイルでオークのニュアンスと果実味が強い味わいのバローロを生み出す造り手は「モダン派」と呼ばれています。

しかし、栽培技術や醸造技術が世界的に共有化されていく時代背景の中で、バローロの生産者も伝統派とモダン派の切り口だけで語ることが非常に難しくなってきているのが現状です。伝統派とモダン派の技術をミックスした折衷型で造る生産者が多くなってきており、各生産者が理想とするスタイルを目指すことで、多種多様な味わいのバローロが生み出されているのです。

ジュゼッペ・マスカレッロ、ブルーノ・ジャコーザ、ルチアーノ・サンドローネ、ラ スピネッタ、ピラー、フォンタナ・フレッダなどの造り手バローロはオススメですねー

当店でも、ピラーのカンヌビ バローロをご用意してましたが、深遠な優雅さ、完璧なバランスの極上のクリュ・バローロでした🍷

イタリアワインの最高峰格付けD.O.C.G.に認定され、「イタリアワインの女王」とも称されるバルバレスコ。バローロのほうがバルバレスコよりも名前が知られていますが、香りや味わいにおいてはバローロに劣っているわけではありません。

ちなみに、ワインを販売する際に「バルバレスコ」と名乗るためには条件がいくつかあり、例えばネッビオーロ種のみ使用していること、アルコール度数が12.5%以上になること、最低でも熟成期間は26ヶ月にすること……それに加えて1ヘクタール当たりの木の本数にまで決まりがあるそうです。

バルバレスコといえば、やはりアンジェロ・ガヤは外せないでしょうね🍷

17.バルベーラ

ピエモンテ、ロンバルディアなどで広く栽培されている土着品種🍇芳しい果実味を持ち、酸がイキイキとして、タンニンは弱い。 

どんな食事にも合う赤ワインとして地元でとても愛されているそうです。バリック熟成にも向きます。

気軽に楽しく飲める、イタリアらしいワインですねー🇮🇹

18.ピノ・グリージョ

世界的ブームを巻き起こしている品種です。黒葡萄なので、昔は薄いロゼワインが造られていました。白醸造するようになり、丸みのある味わいがアメリカ市場で大成功しました🇺🇸

フリウリのものは複雑で、長期熟成能力が高いです。

フランスではピノ・グリ🇫🇷、ドイツではグラウブルグンダー🇩🇪と呼ばれています。

19.ピノ・ネーロ

赤い果実、スパイスの上品なアロマをもち、とても繊細な味わいのワインとなります。イタリア全土で栽培されますが、素晴らしい成果が出るのは標高の高い丘陵地帯であることが多く、スパークリングワインにも使われています。

フランスでピノ・ノワール🇫🇷、ドイツではシュペートブルグンダー🇩🇪、ブラウアーブルグンダー🇦🇹と呼ばれています。

20.ピノ・ビアンコ

フローラルなアロマをもつ、優美なワインとなります。やや細身でデリケートな味わいが身上で、アルト・アディジェ、トレンティーノ、フリウリで目覚ましい成果が出ます。

優れたテロワールでは長期熟成能力もあります。

フランスではピノ・ブラン🇫🇷、ドイツではヴァイサーブルグンダー🇩🇪と呼ばれます。

個人的には、春から夏にかけて飲みたくなりますね♬

21.フィアーノ

フィアーノは、南イタリアでもっとも古くから栽培されるブドウ品種の1つで、おもにイタリア南部のカンパーニャ州やシチリア島で栽培されています。

ローマ人の間でフィアーノを使ったワインは、アピアニスの名で知られており、アピアニスとはラテン語で「ミツバチに愛された」という意味があり、フィアーノの香り高いブドウの特徴を表しています。

フローラルなアロマをもち、優雅な味わいの白ワインで、若い時から華やかに開き、とても美味しいですね😋

驚くべき熟成能力の高さもあり、海岸部では豊潤なワインとなります。

当店でも、季節によりグラスワインで提供していましたが、女性に好かれる味わいでしたね〜

やはり、こうやってイタリアの葡萄品種について掘り下げてみると、イタリアらしいというか明るい味わいの陽気なワインが多い気がします。

それこそが文化で、生活の一部であり、気取らなく、各地域の食文化とも結びついている素晴らしいワインが、イタリアワインの良いところかもしれません🇮🇹