イタリアワイン🇮🇹④

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みなさんこんにちは。

札幌市の新型コロナウイルス感染症集中対策が延長するにあたり、市内全域の飲食店における時短要請が検討されています。

まだ確定していないですが、北海道と札幌市がこれから協議に入るようなので、詳細が決まり次第で当店の対応について発表したいと思います。。

では、引き続きイタリアワインの葡萄品種について掘り下げます。

12.シャルドネ

19世紀後半からイタリア北部に本格的に導入され、今ではイタリア全土で栽培されます。

アルト・アディジェのフレッシュな山のシャルドネから、シチリアの濃厚なシャルドネまで多様なスタイルのワインがあります🍾

個人的には、アルト・アディジェのサンミケーレ・アッピアーノ サンクト ヴァレンティン シャルドネは芳醇な果実味と樽感があってオススメです!

あとはフリウリのヴィエ ディ ロマンス シャルドネは、イタリア最高峰の白を造る北の巨匠の凄さが分かる単一畑熟成シャルドネも飲んでみる価値ありです。

是非、自分好みのシャルドネを探しみてください。

13.サンジョヴェーゼ

中部イタリアで広く栽培されている黒葡萄🍇

ブルネッロ、キャンティ・クラッシコ、ヴィーノ・ノビレなどがあります。チェリー、赤い果実、スミレの香りをもち、酸がしっかりして、タンニンは堅固でスパイシー🍷

特に栽培が盛んな地域は、まず代表的なトスカーナ州、そのほかはマルケ州やウンブリア州などが挙げられます。

トスカーナ州では、サンジョベーゼから高級ワインも多く造られています。

ちなみにブルネッロは厳密に言えばサンジョヴェーゼ・グロッソというサンジョヴェーゼの亜種ですが、サンジョヴェーゼを理解するうえでブルネッロは押さえておくべきですね。

イタリア三代銘酒のブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、サンジョヴェーゼ・グロッソ100%で、長期熟成を経てジビエ料理と合います。

生みの親であるビオン・ディ・サンティ、伝統派のポッジョ・ディ・ソット、革新者であるカステッロ・バンフィの生産者は飲み比べる価値ありです。

また、バローネ・リカーゾリ コッレディッラ キャンティ・クラッシコ グラン・セレツィオーネは、最高峰のワインで非常に上品で伸びやかな印象でした。

当店でも、気軽に楽しめるキャンティとして、ラ スピネッタ キャンティ リゼルヴァとメリーニ ラ セルバネッラ キャンティ・クラッシコ リゼルヴァの2種をオンリストしてます♬

14.ネロ・ダヴォラ

シチリアの代表的品種で、赤い果実、イチゴの魅力的な香りを持ち、みずみずしい味わいのワインとなります。

熟した凝縮感とコクのあるリッチな果実味と、フレッシュな酸にミネラル感もありタンニンが豊富で、早飲み出来るものから、長期熟成のものまで様々なタイプが造られます。

クズマーノ ノアは、土着品種であるネロ・ダヴォラと国際品種をブレンドした凝縮感溢れるパワフルなシチリアワインでしたね🍷

15.ネグロアマーロ

黒葡萄品種で、ギリシャのイオニア地域を由来とするとされているそうです。その名前はプーリア方言の『niuru maru』からきており、ブドウのほとんど黒に近いような色と、できるワインのほろ苦さを表しています。プーリア州で広く栽培されていますが、特にレッチェ、ブリンディシ、ターラント県での栽培が盛んです。

この品種で造られたワインの特徴を一言で表現するならは、『濃くて、甘くて、タンニンもたっぷり」と言った感じでしょうか。

分厚い果皮に含まれる圧倒的な色素でワインの色は漆黒、カシス、ブラックチェリー、ドライプラムなど黒っぽいフルーツのイメージと、チョコレートやスパイスのニュアンスが強く主張してきます。

ボリューム感のある果実味と豊富なタンニンで、とにかくこの品種のワインはパワフルな印象。 ただタンニンが硬質なスタイルではないので、非常に力強いワインですがワイン初心者の方もおいしく楽しめる比較的とっつきやすいワインです。

当店でも、幾度かグラスワインでご提供していますが、単純に単体として飲んで美味しいので、かなり好評な品種だったと思いますね〜

サリーチェ・サレンティーノのはマルヴァジアとブレンドしたスタイルですが、モノセパージュのワインもありますよ!

恐らく、あと2回くらいの投稿で一先ずイタリアワインの葡萄品種について一区切りとなりそうです。

余裕があるうちに、早めに書き留めておくようにしたいですね😊