みなさんこんにちは。
北海道の新型コロナ感染症の新規感染者数もようやく落ち着いてはきましたが、油断せずに、しっかりと対策を継続していきます‼︎
さて、今日から数回に分けてイタリアワインの品種について掘り下げてみたいと思います🍾
当店でも取り扱いしてますが、特にワイン好きの方向けに、各地域の土着品種をご紹介したりしています。ではイタリア🇮🇹にはいったいどれくらいの葡萄品質が造られているのでしょうか?

イタリアは20州に分かれておりますが、各地域で変化に富んだテロワールが存在して、それぞれに適した品種があり、まさにイタリアは葡萄品種の宝庫なんですね😁
では、早速ですがイタリアで造られる品種を簡潔にまとめてみたいと思います。
1.アリアニコ
カンパーニア州、バジリカータ州など南部地域で栽培されている黒葡萄です🍇イタリア三大品種のひとつで、6世紀前後にギリシア人がイタリアに持ち込んだとされています。
長期熟成能力の高い高貴なワインを生み、『南のバローロ』とも称されるタウラージや、アリアニコ・デル・ヴルトゥレは有名ですね!
スパイシーで、タンニンと酸が強靭なのが特徴的で、当店ではバジリカータ州のオーガニック、アリアニコ・デル・ヴルトゥレをオンリストしてます🍷
燻製肉やローストした肉料理は相性良いですよ。
2.アルネイス
ピエモンテ州のロエーロ地方で広く栽培されている白葡萄です🍇
洋梨やアプリコットの果実の香りをもち、やさしい味わいで、酸がそれほど強くなく、アーモンドの香りも特徴的。
オムレツや野菜、魚介料理とも相性良く、比較的万能選手で、先月までグラスワインでご提供していましたが評判はかなり良かったです😊
個人的には、ブルーノ・ジャコーザのアルネイスは感動したのは覚えてますね〜
3.ヴェルディッキオ
マルケ州を代表する白葡萄の土着品種です🍇
果皮が緑色である事が特徴で、緑=ヴェルデから由来しているそうです。トゥルビアーナやトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェと同種と判明していますが、このヴェルディッキオは収量があまり豊富ではないです。
アーモンドや花の香りが特徴的で、柑橘系のニュアンスを持つものや、ハーブのアロマ、豊富な酸をもち余韻には心地良い苦みが感じます。
アンフォラ🏺という壺のようなものを模したボトルデザインも多く使用されているのもならではかもしれませんね〜
基本的には、フレッシュさを前面に押し出したタイプが多いので、魚には合うワインかと思います🐟
当店では、早摘みして造られるフレッシュで、ハーブや青リンゴのような香りで、スッキリなヴェルディッキオをオンリストしてますよ。
変わり種ですが、カサルファルネートのチマイオという貴腐菌のついたヴェルディッキオは、非常に珍しいタイプで印象的でした。